はじめに
60代を迎えると、視力の衰えからメガネをかける機会が増えてまいります。
しかし、ただ「見えれば良い」と思って選んでしまうと、せっかくのメガネがおしゃれを邪魔してしまうこともあるのです。
一方で、上手に選んだメガネは顔の印象を引き締め、大人のダンディさを引き立ててくれます。
つまり、メガネは単なる道具ではなく「センスを映す小物」なのです。
なぜ60代男性にとってメガネは大切なのか
結論から言えば、メガネは「顔の一部」として人の印象を大きく左右するからです。
特に60代以降は、髪の色や肌の質感の変化により、若い頃と同じ服装をしても印象が薄くなりがちです。
その際、メガネをうまく活用すれば、落ち着いた雰囲気の中に洗練された印象を与えられます。
理由を整理すると、以下のようになります。
- 顔の中央に位置するため、人の目に最も入りやすい
- シンプルな服装でも、メガネで印象を変えられる
- 「知的」「落ち着き」「渋さ」を演出できる
例えば、同じ白シャツ姿でも、細めの黒縁メガネをかければ「知的な紳士」に見え、金属フレームを選べば「洗練された大人」という印象に変わります。
この違いは驚くほど大きいのです。
ダンディに見えるメガネの選び方
では、どのようなメガネを選べばダンディさを引き出せるのでしょうか。
大切なのは「形」「色」「素材」の三つです。
- 形の選び方
- 丸型:柔らかく優しい印象を与える
- 四角型:きりっとした落ち着きを演出
- 楕円型:自然に顔になじみ、上品さを引き立てる
- 色の選び方
- 黒や濃紺:落ち着きと力強さを感じさせる
- 茶色やべっ甲:柔らかく、親しみやすい雰囲気
- 金属フレーム:洗練された知的さを演出
- 素材の選び方
- プラスチック:軽くて扱いやすい
- チタン:丈夫で長持ちする
- コンビフレーム(金属とプラスチックの組み合わせ):おしゃれ感と渋みを兼ね備える
例えば、顔が丸い方は四角いフレームを選ぶとバランスが取れ、逆に顔が面長の方は丸型フレームで優しい印象を与えられます。
シーン別に見るメガネのおしゃれ活用術
メガネは場面によって選び分けることで、よりダンディに見せられます。
- 日常の外出
シンプルな黒縁や茶色のメガネを選ぶと、清潔感があり周囲に安心感を与えます。 - 仕事や打ち合わせ
金属フレームの細身メガネが最適です。誠実さと知的さを強調できます。 - 趣味や旅行
少し遊び心のある丸型やカラー入りのフレームを取り入れると、活動的で若々しい印象になります。
例えば、友人と旅行に出かける時に、普段より明るめのべっ甲柄メガネをかけると「おしゃれを楽しんでいる」という印象を与えられるでしょう。
失敗しがちなメガネ選び
一方で、次のような選び方をすると「老けて見える」または「違和感がある」と思われてしまいます。
- 顔に対して大きすぎるフレーム
- 色が派手すぎて服装と合わない
- レンズに傷や汚れが残っている
- 流行を追いすぎて落ち着きがなくなる
例えば、若い人向けの派手な赤や黄色のフレームを選んでしまうと、周囲から「無理をしている」と感じられることがあります。
60代からは「自然に似合うもの」を意識することが大切です。
メガネと一緒にこだわりたいポイント
メガネをおしゃれに活かすには、他の部分にも目を向ける必要があります。
- ヘアスタイル:髪型が整っていないと、どんなに良いメガネも台無しになります
- 服装:シンプルな装いに落ち着いたメガネを合わせると、一気に大人の雰囲気が高まります
- 小物:腕時計やベルトと色を合わせると統一感が生まれます
- 表情:にこやかな笑顔は、メガネをさらに魅力的に見せます
例えば、紺色のジャケットに黒いメガネ、さらに黒革の腕時計を合わせれば、全体がまとまり「渋いダンディな紳士」になります。
まとめ
60代からのメガネは、単なる視力補助ではなく「おしゃれを引き立てる武器」です。
シンプルな装いでも、メガネ一つでダンディさを演出できます。
- 顔に合う形・色・素材を選ぶ
- シーンに応じてメガネを使い分ける
- 派手すぎるデザインや傷んだレンズは避ける
- ヘアスタイルや服装、小物との調和も意識する
つまり、メガネは「年齢を重ねたからこそ似合う小物」なのです。
日常に取り入れるだけで、周囲から「センスが光る」「渋くてかっこいい」と言われる存在になれるでしょう。