60代で「やめてよかった」習慣とは?

はじめに

定年を迎えた60代の男性の中には、「この年齢だからこそ見直したい習慣」があると気づく方が増えています。
長年の生活の中で身についた行動が、実は健康や人間関係、さらには心の落ち着きを妨げていることも少なくありません。
そこで今回は、60代で「やめてよかった」と感じる習慣について解説し、よりダンディで自分らしい暮らし方を見つけるヒントをお伝えいたします。

なぜ習慣を見直すことが大切なのか
まず大前提として、60代は「体力や人間関係が変わる時期」です。
若い頃は無理ができた習慣も、年齢を重ねると負担になることがあります。
習慣を見直すことで、以下のようなメリットを得られます。

  • 健康を守りやすくなる
  • 家族や友人との関係が円満になる
  • 心にゆとりが生まれる
  • 新しい趣味や挑戦に時間を使える

つまり「やめること」は「始めること」と同じくらい価値があるのです。
ダンディに生きるためには、余計な習慣を整理し、心身を軽くしていくことが欠かせません。


60代で「やめてよかった」習慣① 不規則な生活
最も多く聞かれるのが「夜更かしや朝寝坊をやめた」という声です。
若い頃は遅くまで働いたり、趣味に没頭したりしても回復できましたが、60代では体のリズムを整えることが大切です。

例えば、毎晩のように夜更かしをしてテレビを見続けていた方が、思い切って23時前に寝るように変えた結果、翌朝の目覚めが驚くほど快適になったという例があります。

やめるべき不規則な習慣の例は以下の通りです。

  • 遅い時間の食事
  • 睡眠不足
  • 朝食を抜く

規則正しい生活に変えることで、体調が安定し、気持ちまで前向きになるのです。


60代で「やめてよかった」習慣② 無駄な買い物
定年後は収入が減るため、お金の使い方も見直す必要があります。
「安いから」「なんとなく欲しいから」と買い物を続けていると、物だけが増えて部屋が散らかり、心まで落ち着かなくなります。

ある男性は、週末になるとデパートで洋服を買うことが習慣でした。
しかし着ない服がたまる一方で、家族に不評。
思い切って「必要な物だけを買う」と決めたところ、家の中もすっきりし、家計にも余裕ができたのです。

無駄な買い物をやめることで得られる効果は以下の通りです。

  • 貯金が増える
  • 住まいが整う
  • 家族に喜ばれる
  • 本当に欲しい物が見える


60代で「やめてよかった」習慣③ 健康を無視する行動
60代は体の変化を実感する年代です。
それにもかかわらず、つい「若い頃のまま」と思い込み、不摂生を続けてしまう方も多いのではないでしょうか。

例えば以下の不摂生です。

  • 健診を受けない
  • 運動を避ける
  • 飲みすぎ、食べすぎを放置する

ある方は、毎日の晩酌をやめたことで血圧が下がり、孫と遊ぶ時間が増えたと喜んでいます。
健康を無視する習慣をやめると、生活全体が明るく変わります。
ダンディさとは見た目だけでなく、元気に動ける体からも生まれるのです。


60代で「やめてよかった」習慣④ 過去へのこだわり
退職後に多いのが「昔はもっと頑張れた」「あの頃はよかった」という過去への執着です。
しかし、この考えに縛られると、新しい挑戦を楽しめなくなります。

例えば、会社での地位を引きずり、地域活動で意見を押し通そうとした男性は、周囲から距離を置かれてしまいました。
しかし「今は学ぶ立場」と考えを切り替え、仲間の意見を聞く姿勢を大切にしたところ、信頼関係が戻り、交流が楽しくなったそうです。

過去の栄光を手放すことで以下の良い傾向につながります。

  • 周囲と円満に関われる
  • 新しい趣味や活動を楽しめる
  • 心が軽くなる


60代で「やめてよかった」習慣⑤ 家族を後回しにすること
現役時代は仕事優先で家族との時間を削ってきた方も多いでしょう。
しかし退職後も同じ姿勢を続けると、せっかくの時間を無駄にしてしまいます。

実際に「趣味や友人ばかり優先し、家族をないがしろにした結果、孤独を感じた」という方もいます。
一方で「妻と一緒に散歩を始めた」「孫と過ごす時間を増やした」といった小さな変化が、家族からの感謝につながっています。

家族を大切にすることは以下のように良い心持につながります。

  • 感謝される存在になる
  • 家庭の雰囲気が温かくなる
  • 心のよりどころができる

まとめ:やめる勇気がダンディな生き方をつくる

60代で「やめてよかった」習慣は、不規則な生活や無駄な買い物、健康を無視する行動、過去へのこだわり、そして家族を後回しにすることなどです。
これらを手放すことで、暮らしが整い、心身ともに軽やかになります。

ダンディとは、見た目の格好よさだけでなく、暮らし方や心の持ち方に表れるものです。
60代からでも遅くはありません。
むしろ今こそ余分な習慣を手放し、自分らしい輝きを取り戻すチャンスです。